※インタビュー内容は取材当時の所属部署のものです
東日本大震災の支援ボランティアに参加して以降、自然災害などによって被害を受けてしまう方々を何とか支えてあげられないかという気持ちを強く持っていました。大学時代にはミクロ経済学を専攻し、就職活動では、先の体験もあって損害保険業界を中心に検討。そんな中で、再保険会社に勤めている大学の先輩からお話を伺う機会があり、それまでは知らなかった再保険事業の扱う金額の大きさや影響する範囲の大きさにとても驚いたのです。
「大きなリスクに対処する再保険事業なら、様々な大損害に対して幅広く支援ができるのではないか」「社会を縁の下の力持ちとして支えられるのではないか」。そう考えたことが、トーア再保険を志望するに至った理由です。規模の大きさという観点で付け加えるのであれば、東京に本社を構えながら、世界各地の保険会社ともつながっているという国際性の点でも魅力を感じていましたね。
現在所属している部署では、海外子会社の管理を担当しており、中でも私は、スイスの子会社The Toa 21st Century Reinsurance Co. Ltd.(Toa Re Europe)の管理を担っています。Toa Re Europeは主に欧州の保険会社と再保険ビジネスをしているため、欧州の保険市場の動向などを踏まえ、Toa Re Europeの業績を分析することが主な役割。
海外の保険市場の動向や、子会社の財務会計など、様々な情報・知識を処理する必要がありますが、それだけ学びが多く、成長を感じる瞬間も多い仕事だと思っています。
また、社外の打ち合わせは英語で行われることがほとんどで、英語のリスニング能力とスピーキング能力が求められる点には大変さを感じますが、その場の議論やその後の議事録の作成などをスムーズに進められた時は、嬉しさを覚える瞬間の一つです。
トーア再保険は国内拠点が本社に集約されているため、同じ建物の下でさまざまな部署の社員と日々交流することができますし、業務面でも、各部門のプロフェッショナルにすぐに相談できることが魅力だと思っています。私自身、損害保険に限らず、財務・会計情報の見方をはじめ、先輩方から多くのことを学ばせていただいている最中です。すぐそばに頼れる先輩方がいらっしゃるというのは、若手としてはやはり安心感が大きいですね。
働きやすさという意味では、水曜日と金曜日が全社的な早帰りの日になっていることもポイントだと思っています。退勤後の予定を立てやすいため、プライベートもしっかり充実させることができるのです。その他にも、あらかじめチーム内で了承を取っておけば勤務時間を前後に調整できたり、必要に応じて在宅勤務ができたりもします。個々人が自身のライフスタイルにあわせて柔軟に働ける環境は、社歴や性別などを問わず、大きな魅力と言えるのではないでしょうか。
就職活動において、「どんな会社がいいのか」「どんな仕事が自分に合っているのか」を迷う方は多いと思いますが、その答えを、机上の自己分析で結論づけてしまうことはあまり良くないと思っています。せっかくなら、周りにいる同級生や、大学のOB・OG、就活仲間など、いろいろな人と話してみてください。その中で、きっと客観的な意見や自身の強みなども見えてくるはずです。
そして、就職活動は準備も大切ですが、肩の力を抜くことも同じくらい大切だと思っています。これまであなたが学んできたことや自らの思いを素直に伝えることができれば、きっといい結果に結びつくはず。緊張しすぎず、笑顔で頑張ってください。皆さんの就職活動が悔いのないものになることを願っています。