※インタビュー内容は取材当時のものです
鈴木私は、主に数理分析を用いた生命再保険の引受判断をしています。欧州地域を担当しているため、顧客とのやりとりにおいては、常時英語を使用しています。以前に海外研修でイギリスやフランス等の欧州各国に行ったことがあり、今後も欧州のマーケットに対する知見を深めて行きたいと考えています。
関私は、財務部で有価証券売買の計上業務等を行なっています。決算等の繁忙期の業務は先回りして作業を進めておくなど、常に業務の効率化を意識しています。財務部は再保険の引受をしているわけではありませんが、ニュースで見ていた自然災害や大きな事故に対して、保険金支払いという形で仕事を通じて社会に貢献していることに誇りを感じています。
川井巨大リスクに対し、複数の保険会社が協力してリスクの消化を図る「再保険プール」という仕組みがあります。この再保険プールの事務局業務を行っているのが私の所属する部署で、なかでも航空保険を扱うプールのチームに所属しています。今までぼんやりニュースで聞いていた航空機の事故などが自分の業務に直接関わってくるので、社会とのつながりを感じますし、やりがいにもなっています。
鈴木当社は社員300名に対して単体での正味収入保険料が2,000億円を超える等、社員数対比で取引規模が非常に大きいです。それだけ一人が担当する範囲が多岐に渡り、多数の案件に携わることができます。こうした幅広い業務をこなすには、総合職と事務職との連携は欠かせません。
関方針や判断を決めるのが総合職で、それをサポートするのが私たち事務職です。一方的に指示をするのではなく、こちらの状況を見ながら業務を依頼してきてくれます。総合職と事務職がそれぞれ役割をもちながらチームとなって共通の目標を達成していくのは、当社で働く醍醐味のひとつだと思います。総合職の皆さんは専門的な知識をもっているので教えてもらうことが多く、私は異動してきたばかりなので勉強になります。
川井繁忙期に定例の業務に決算業務が加わり、作業がいつもの2倍になってしまい戸惑っていました。すると「大丈夫?」と総合職の方や先輩みんなが声をかけてくれ、「この資料作りはこういう意味があるんだよ」と教えてくれてモチベーションが上がりました。ただ作業をするのではなく、意味を知ったうえで作業をすることで、この資料は後々このように役立つのだなと考えながら前向きに取り組めました。
鈴木私も事務職に業務を依頼するときは、このデータはこういう風に使われるなど意味を伝えるようにしています。川井さんのようにモチベーションの向上にもなりますし、「そのためにする作業ならこうやったらいいのではないか」などと提案をしてくれることもあります。それから、クロスチェックといって間違いがないか総合職と事務職で相互に書類のチェックをするのも、重要なデータを扱う当社としては大切ですね。
鈴木総合職と事務職でそれぞれ役割は異なりますが、互いに切り離すことのできない存在だと思います。私たち総合職は分析や判断といった考える仕事が中心になりますが、その元となるデータをまとめてくれたりするのは事務職です。総合職と事務職が一緒に力を合わせることで、はじめて仕事が成立するのだと思います。
関総合職と事務職が二人三脚で走っているような感じですね。お互いに尊敬し合い、それぞれ分担してチームとして協力しながら業務を行なっていますよね。総合職の方から資料や数字について聞かれたりしますし、逆に私たち事務職がわからないことを教えてもらうこともあります。お互いに頼れる存在になっていると思いますね。
鈴木そうですね。総合職と事務職がお互いに支え合いながら、同じ方向に向かって走っているのだと思います。損害保険に関する毎日の数字の集計など、事務職の方は皆さん自分から率先して業務を引き受けてくれます。業務を依頼するだけでなく、意見をもらうようなこともよくあり、事務職の方たちのことを信頼しています。
川井そんな風におっしゃっていただけて嬉しいです。総合職の方からパスをもらい、私たち事務職で作業を行い、再び総合職の方にパスを戻してゴールまでもっていく。そんな風にお互いに連携しながら仕事をしていると思います。まだまだわからないことがたくさんあるので、総合職の皆さんにはいろいろ教えていただきたいです。
関忙しくていっぱいいっぱいのときに、「手伝いましょうか」と声をかけてくれると助かりますよね。誰か困っていないかなと周りの状況もできるだけ察知するように心がけています。周りがどんな仕事をしているかにも興味を持つようにしています。これは前の部署で一緒だったときに鈴木さんから教えていただいたことです。
鈴木覚えていてくれたのですね(笑)。総合職と事務職がチームで連携するためには、忙しい人がいたらできる限りサポートすることが大事だと思います。働きやすい職場というのは、与えられるものではなく自ら作っていくものです。先輩たちが自分にしてくれたように、後輩のケアをしたり、良い意味で周りに気を遣うようにしています。
当社は規模が小さいというのもあり、社員同士が身近でコミュニケーションが取りやすくとても働きやすい職場ですよね。単なる馴れ合いではなく、お互いの能力を高め合い、成長し合うことができます。就職活動中の皆さんには、世間的な知名度ではなくいろいろな角度から検討して、最高の職場に出会ってほしいですね。
川井総合職と事務職がチームで取り組むことで、自分ひとりではできないような大きなことをやり遂げられ、その達成感を共感することができます。困ったときにはすぐにみんなが助けてくれて、チームのために頑張ろうと思えます。今後は、私もみんなから頼りにされるような存在に成長していきたいです。